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あの青空に祈りを捧げ
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突出幼心あくりょうちゃん
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ある死神は
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神サマの忘れ物 第1話


・神サマの忘れ物 第01話

『俺は人と100回話すと消えてしまう……』







ここは比較的賑やかな住宅街、商店街には人がたくさんいて活気に満ち溢れていた。しかし、今日はいつもと違い物音一つせず人っ子一人いなかった。

とある、一軒の家にたくさんの人が集まっていた……黒い服を着て……
中に入るとさらに空気が重たく感じられ、自分の存在まで押しつぶされそうになる。

様々な年齢層の人がいて、中には高校生くらいの少年少女もいた。皆、ハンカチを顔に当てていたりうつむたりしていて、泣き崩れて隣にいた人に擦られていた人もいた。

この光景の背景には木でできた箱が置いてあった。

その部屋に坊主らしき人物が入ってきて、お経を唱え始めた。

そう、これは――――











……命を落としたのは『鈴木涼太』という少年だった。

あまり有名でない高校に通う高校2年生。成績はまずまず、クラスの中では平凡な生活を送り友人はそう少なくは無かった。しかし、友人とは言ったものの関係は浅く『親友』と呼べる人数は極端に少なかった。特に仲が良かった友人は同じクラスの女子生徒の『田中美鈴』であり無論、彼女はこの会場に来ていた。

何故、彼がこのようになったのか……

学校の帰り、そのときはホームルームが長引きその後に待つバイトに遅刻しそうだった。そのため自転車で飛ばしてできるだけ早くバイトに向かいたかった涼太は自分の目の前以外何も見えなかった。信号機も見ずに横断歩道を渡ったのだが表示は『赤』……信号無視をしたのだった。そして丁度、彼の横から来たトラックと――

すぐに病院に運ばれたが自転車は再起不能、涼太は全身打撲に頭蓋骨骨折……そして今に至る。








お経を唱え終えた坊主は部屋から去っていき、高校生は帰宅するように促された。

未だ泣き崩れている美鈴は彼女の友人2人に支えられ立ち上がり、一度外へ出た。

「もう……大丈夫、ありがとうね」

美鈴は泣き止み、2人と別れ1人で家へ向かっていった。しかし、まだ目には涙が溜まっておりしっかりと前が見えていなかった。

帰り道を歩いていると美鈴は突然、誰かとぶつかった。

「ご……ごめんなさい」

美鈴はとりあえず謝った。前が見えなくよくわからなかったがおじいさんのような人とぶつかったようだった。

「大丈夫じゃ、わしゃ何も思っとらんから、安心せい」

そのおじいさんの様な人は美鈴の頭をそっと撫でて、また歩いていった。そして、足元には黄色いカチューシャのようなものが落っこちていた。きっと、その老人のものだ。

「すいませ……」

美鈴はすぐそれを拾い、すぐ近くにいるはずの老人に向かって話しかけようとしたが、何故かもういなくなっていた。

「あれ? いない……」

これが全ての始まりになるのだった……




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