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神サマの忘れ物
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あの青空に祈りを捧げ
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突出幼心あくりょうちゃん
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小説(二次創作)
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ある死神は
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神サマの忘れ物 第20話


・神サマの探し物 第09話

俺は一気に階段を駆け下りた。一階にたどり着くと同時に俺は誰かに手首を掴まれた。その力に俺は振り返った。


「澪!?」

思わずそう言って振り返ったが、残念ながら美鈴の母親さんだった。

「涼太君、どうしたの? そんなに慌てて……澪ちゃんが飛び出して行っちゃったみたいだけど、何かあったの?」

俺は母親さんに全てを話した。澪を怒らせてしまったこと……それくらいか。


「澪ちゃん、泣いてたよ。いきなり死んじゃって、猫なのか人間なのかの状態で混乱しているのに、そんな事言われちゃったら誰だって悲しむよ。ただでさえ澪ちゃんは繊細……」

俺は母親さんの話の途中で家を飛び出した。俺、謝らなきゃ。そんな思いが俺の足を動かす。

とりあえず学校の登下校ルートを走った。学校まで到着したもののもちろん、澪は見つからなかった。仕方なく今度は登下校の途中で通過する商店街を探してみることにした。比較的にぎやかであり、人を一人探すのも大変そうである。

「何処にいるんだ……」

日向が傾くまで探し続けたが、澪を発見することは出来なかった。仕方なく、俺は一度戻ることにした。

例の交差点まで来た時、紙袋を持つ美鈴と背後に隠れるように歩くのは澪だった。

「澪っ!」

俺は二人の元へと走っていった。澪はちょっと膨れた顔で横を向いた。

「アンタ、何しに来たの?」

澪は美鈴の手を握った。あまり好ましくない状況である。俺が言いたいのは謝罪の言葉だ。

「俺が悪かった。俺は澪のことも考えずに、あんな事を言って……」

「もういいもん!」

更に機嫌を悪くしてしまった澪。機嫌が悪いというより、警戒していると言ったほうが適切かもしれない。俺と澪の真ん中に入るかのように美鈴が入ってきた。

「まぁまぁ、もうそろそろ日が暮れちゃうし早く帰ろうよ」

美鈴の言葉に俺も澪も黙って、帰ることにした。

右から俺・美鈴・澪の順に並び道の左側を歩いていた。澪と美鈴は手をつないでおり、やはり姉妹みたいである。澪の手は震えていて怯えているようだ。顔は右を向いたり左を向いたりしている。丁度、俺と澪の目があった。

「何!?」

「いや、何でもない」

俺も不器用だなと思いながら、澪から目をそらす。前を向くと、茶色のコートと帽子を被った、いかにも紳士みたいな格好をした男の人がこちらに向かってくる。何だか知らないが、俺は少し身構えてしまった。周りには俺らとその男性以外には居ない、人通りの少ない道だ。



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