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神サマの忘れ物
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あの青空に祈りを捧げ
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小説(完結)
突出幼心あくりょうちゃん
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オレと兄貴と私がいるから
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祭囃子~記憶の隅に~
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いのししレース ピキョ村のキピ
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おにぎり落ちたそのまま食べた
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天使見習い頑張らない
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せくすちぇんじッ!
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俺が我が家にやってきまして……。
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小説(二次創作)
メルト
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ある死神は
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神サマの忘れ物 第23話


・神サマの探し物 最終話

「涼太君!」

美鈴が心配そうな顔をしてこちらに近寄ってきた。

「あぁ、なんとかな」

俺は頭をかいて立ち上がった。倒れこんでいる上尾の近くに澪は腕を組んで立っていた。表情は誇らしげであった。

俺は澪の元まで向かった。

「あんた、大丈夫なの?」

「あぁ、なんとかな。とりあえず、こいつをどうにかしないとな」

とか、ぬかしていると上尾が意識を取り戻した。

「……何故俺が負けたんだ」

ボソッとつぶやいた。俺も澪も同時に言った。

「これが、『友』の力だ」

上尾は呆れた感じの笑いを浮かべて、ゆっくり起き上がった。

「そうか……今回は、俺の負けを認めよう。だが、次は……」

突然、世界が色を取り戻した。上尾もあの銃も姿を消し、俺達は道にただ立っていただけだった。

「何だったんだろう……」

俺がため息をつくと、澪がツンツンと俺の腕をつついた。

「何だ?」

「……」

澪は目線をそらして、照れくさそうに。

「ありがと。涼ちゃん(りょうちゃん)」

と、言った。涼ちゃんって言うのはやめて欲しいが……

「じゃあ、帰りますか」

その後3人は何事も無かったかのように美鈴の家へ向かう事にした。

――そして、数日が経った。

「おかわり!」

そう言って、茶碗を差し出す澪。

「はい」

その茶碗にご飯を盛って手渡す母親さん。それ、10杯目ですよ。

「何? 涼ちゃん。私の顔に何かついてる?」

「いんや」

「あ、そう」

……てな訳で、正式に家族が1人増えた訳ですが、この家は何人まで受け入れるつもりなのだろうか、気になるところだが、俺と美鈴は学校が待っている。今日も1日が始まった。
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