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小説(継続中)
神サマの忘れ物
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あの青空に祈りを捧げ
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即興小説トレーニング置き場
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小説(完結)
突出幼心あくりょうちゃん
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オレと兄貴と私がいるから
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祭囃子〜記憶の隅に〜
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祭囃子〜聖なる夜に〜
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フタツヤネノシタ
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暗黒の契約
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いのししレース ピキョ村のキピ
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おにぎり落ちたそのまま食べた
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天使見習い頑張らない
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せくすちぇんじッ!
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俺が我が家にやってきまして……。
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小説(二次創作)
メルト
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ある死神は
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神サマの忘れ物 第7話


・神サマの忘れ物 第07話

『彼女とぶつかった老人、その人が落とした大切なものは彼女が持っている。俺は神様と名乗る人物と出会いお使いを頼まれる。そこで手に入れた三つの能力。俺の存在を受け入れてくれた彼女。して俺は彼女の家に転がり込むことにした。……そして俺は人と100回話すと消えてしまう……』




ってことで、俺と美鈴は警察署の前に着いた。

「じゃあ、涼太君はちょっと待っててね」

そう言って、美鈴は俺の入っているケージをアスファルトの地面に置くと警察署の中に入っていった。

俺が探しているものについて何も教えてなのだが……

南京錠がしかと閉められて出ることが出来無い俺は警察署から出てくる人にじろじろ見られながらしばらく待っていると、走って美鈴が出てきた。

「涼太君が探してるものは落し物に無いって……じゃ、帰ろうか」

美鈴はケージを持ち上げると、来た道を戻り始めた……何か行動が怪しい。

人通りも車の通りも少ない道を一人と一匹が歩いている。

「ねえ、涼太君」

突然、美鈴は俺に話しかけてきた。

「私、涼太君が突然いなくなってとても寂しかった。いっそ私も死んじゃおうかとも思ってた」

美鈴は真っ直ぐ前を向きながら本気(マジ)な顔で話している。

「けど、涼太君が帰ってきて嬉しかった。また、いつも通りの生活に戻るって……でも、実際は涼太君は死んじゃってるんだよね、学校に行っても、もう涼太君の存在は無いしどんどんみんなに忘れ去られてくような気がして……一緒に私もいなくなっちゃおうかと思った。それでね、涼太君に怒られてわかったの、私もいなくなっちゃいけない、忘れない、良太君の分も生きようって……ごめんね、よくわからなくて」

美鈴の目からは一筋の涙が流れていた。俺も何だか複雑な気持ちになった……申し訳ない気持ちで一杯だ。

その瞬間、俺の耳が何かを感じ取った。トラックの走る音だ。美鈴は車通りの少ない横断歩道を渡っていた……しかし、表示は『赤』……トラックの運転手は携帯電話を使用していてこちらに気が付いていないし美鈴も上の空!

まずい……ふと気が付くと何故かケージの南京錠が外れていた。俺はすぐ内側からケージの鍵を外し、外に出た。そして、人間の姿に戻った。

「美鈴!!」

30回目。美鈴は俺の声に我が返って瞬間、すぐ近くに接近しているトラックに気が付いた。

……美鈴を俺の二の舞にさせるもんか!

俺はトラックと向かい合って身構えた。

「涼太君……そんなことしたら……」

「大丈夫! 俺は死なない」

31回目。俺は美鈴に微笑みかけて腕を前に出した。不思議と腕から青白いオーラが出てきた。

瞬間、俺とトラックはドスッと大きな音を立てて衝突した。トラックはピタリと止まり俺も美鈴も全くの無傷だった。これが第一の能力か。

俺と美鈴は急いで歩道に行き、トラックの運転手は真っ青な顔でこちらを見ながら、前の部分が大きく凹んだトラックを走らせて行ってしまった。

「大丈夫か、美鈴?」

32回目。俺は美鈴をゆっくりと立たせた。

「ごめん……私、ボーっとしてて」

「お前が怪我をしてないだけでいいんだ」

33回目。俺はこの騒ぎを聞いて周辺の人の声が聞こえてきた。

「まずいな、早いうちに行こう」

34回目。俺はさっさとウサギの姿になるとケージに入った。美鈴はそのケージを持ち上げると鍵も閉めずに走り現場から去っていった。奇跡的に現場に立ち会った俺、美鈴、運転手を除いてこの事故を見ていた人物はいなかった。



……色々あったものの、無事に美鈴の家に帰ってくることが出来た。

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AMaRo Project. 2014