ホーム

コンテンツ
あめいろぷろじぇくと!
Pクエスト(仮)

ボードゲーム
サモンズコール
どうぶつつなひき
星空を望む少女達の夜明け
罪ナキ少女 進ムハ断頭台
ほしあけマジックフェスティバル
じぇーけーえぶりでい!!
バトルロジティックスクェア
じぇーけーふぁいてぃんぐ!!

小説(継続中)
神サマの忘れ物
12345
678910
1112131415
1617181920
212223

あの青空に祈りを捧げ
12345
678910
1112131415
1617181920
2122232425
2627282930
313233

即興小説トレーニング置き場
12

小説(完結)
突出幼心あくりょうちゃん
12345
678910
1112131415
1617181920
21

オレと兄貴と私がいるから
12345
678910

祭囃子~記憶の隅に~
1234

祭囃子~聖なる夜に~
12

ボクはネコ
1

フタツヤネノシタ
12345

魔女の契約
1234

暗黒の契約
12345

いのししレース ピキョ村のキピ
123

おにぎり落ちたそのまま食べた
12345

天使見習い頑張らない
1234

せくすちぇんじッ!
12345
678910
1112131415
1617

俺が我が家にやってきまして……。
12345
678910
1112131415
1617181920
2122232425
2627282930
31323334

小説(二次創作)
メルト
1

ある死神は
12345

俺が我が家にやってきまして……。 第24話


「なんというか、楽しかったな……」

 優希は布団の上で、携帯電話をいじりながらつぶやく。
 夜もいい時間で、眠気もちょうどよくなってきた頃だ。
 ゆうきは母・明子の部屋で寝ているので、この部屋には優希一人だけである。
 あの後は、みんなで合流してからそのまま帰宅してしまった。それでも「また着たいね」というやりとりはした。

「で、ついでに沙苗のメアドもゲットしたしな」

 携帯電話の電話帳には古池沙苗の名前が追加された。
 ゆうきにバレると面倒なことになるとわかっていたのか、直接の連絡先の交換ではなく、メールアドレスと電話番号が記された紙片が沙苗から渡された。
 さて、それをいつ準備したのかと思うとわからないけれども。

「へへ……へへへへへ……」

 どうしてもこんな笑みがこぼれてしまう。
 自分でも、気持ちが悪いことはわかっている。
 友永にも迷惑をかけたのはわかる。それでも、嬉しかったのだ。
 『女になりたい』という野望を抱きながらも、沙苗に好意を示していた。
 そして、それを認めてくれた。友達から始めようと言ってくれた。
 それが嬉しかったのだ。

「へへ……」

 ――ヴヴヴヴヴ!!」

「うおッ!?」

 などと考ええいたら、携帯電話が突然震え始めた。
 画面には封筒が送られてきたアニメーションが表示される。
 メールが届いたようだ。
 表示名は、

「沙苗!?」

 反射的に身体が起き上がり、正座でメールを開封する。
 そこに表記されていた文章は簡潔なもので、

『明日、図書館行かない? 二人だけで』
 
 というものだった。
 優希は当然、すぐにメールを返す。

内容は――言うまでもないだろう。
prev next

AMaRo Project. 2014