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神サマの忘れ物
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あの青空に祈りを捧げ
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突出幼心あくりょうちゃん
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オレと兄貴と私がいるから
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せくすちぇんじッ!
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俺が我が家にやってきまして……。
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小説(二次創作)
メルト
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ある死神は
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俺が我が家にやってきまして……。 第27話


「ほえー、でっかいなぁ」
「そりゃ、この地域で一番大きいっ図書館って言われるだけはあるよ」

 優希がボソリとつぶやくと、沙苗はあまり感動をしていないような答えを返す。

「ま、クラスいんちょの沙苗さんは行きつけですものね」
「なにそれまるで私が全く遊んでないみたいじゃない」
「いやいや、んなこと言ってないだろ」

 頬をふくらませる沙苗を、優希は可愛いなと思いながら眺め続ける。

「……でも、よく来て勉強してることは認めるよ」 
「沙苗って、いつも学校だとあまり表情出さないような気がするけど、そういう顔もできるんだな」
「……わたしをなんだと思ってるの? まあ、確かに学校じゃあまり笑ったりはしないけどね」
「それはどうして?」
「それを言わせるの? ただ、友だちが少ないから、会話をほとんどしないだけ……ほら、今は関係ないから、本を見に行きましょ」
「お、おおう」

 会話を打ち切って、優希の手を引っ張って目的の場所へと向かう沙苗。
 優希が見たその横顔は、どことなく寂しそうに見えた。そして、沙苗と目が合った瞬間に、沙苗の顔が少しだけ紅潮したのを見逃さなかった。優希と手をつないでいたことに気がついたのだろうか。


 自習スペースがある二階に、目的のスペースがあった。

「すげぇ……こんなに魔術の本があるなんて」

 優希が感嘆の声をあげる。いつの間にか優希と沙苗の繋がれていた手が離れていた。
 真っ黒な背表紙の本が本棚に床から天井までところ狭しと並んでいた。
 スペースの広さとしては、通路一つ分であるが、他のジャンルの本も並んでいるようだ。

「って、自習スペース減ったの俺だけのせいじゃないじゃん!」
「いいじゃんいいじゃん、早速だけど席を取ってさ、使えそうな本を探しちゃおう」
「ああ」

 自習スペースの二席に荷物を置いて、早速黒い本が並ぶ本棚の前に立つ。
 背表紙を見ると、どこの言語かよくわからない本が多い。

「優希くん、どれがどんなこと書いてあるかわかる?」
「いや、全然」

 優希も、魔法陣の本を探していた時は、図を見て、大体の推測をしていたため、海外の言語に詳しいわけではない。

「ま、二人で探せばこの一角から必要な情報が見つかるかもね」
「そうだな。探してみるか」

 まずは持てる分だけ。
 二人で本を抱えて、確保したスペースへ持っていく。
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AMaRo Project. 2014