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突出幼心あくりょうちゃん 第10話


現代文・体育・数学・英語と午前の授業は何事も無くも無かったのですが、こなす事はできました。そして、昼休みの時間になりました。

僕と春香と義樹は机をくっ付けて、お弁当を食べます。男女混合でお弁当を食べるのは僕らくらいなので非常に浮いているのは事実です。更に、あくりょうちゃんがいるのでもっと浮いているのも事実です。

お弁当を食べ終えると、

「俺、部活で呼ばれてるから」

と、義樹が教室から出て行き、

「私、図書委員だから」

と、春香が教室から出て行きました。一人になった僕は白井さんのところへ行く事にしました。

お弁当を食べずに本を読み続けている白井さん。僕が席に近づいたら、本を閉じて僕の事を見つめています。

「あ、あの……」

静かにかつあまり表情を出していない顔で見つめられて緊張してしまいます。

「……何?」

つぶやくように答えました。

「白井さんって……いつも本読んでるよね?」

苦し紛れに話題を出してみます。

「……好きだから」

「そうなんだ」

……ダメだ、間が持たない。僕が困っていると、白井さんは何か紙切れを取り出しました。

「……あげる」

僕はその紙を受け取りました。

『奥山温泉無料招待券・住所:栃木県――』

「えぇ!? これって温泉の招待券じゃん!」

僕は驚きました。温泉招待券……しかも、三枚も受け取ってしまいました。

「余ってるから……貴方の友人にでも渡して」

そういって、白井さんは手にもう一枚同じものを持ってました。

「……後、これ」

そして、ノートを切り取ったような紙を渡されました。 

「……待ち合わせ」

紙にはパソコンで打ち込んだかのように綺麗な字で、日時・行き先・待ち合わせ場所・道のり・交通費などが書き込まれていました。

「予定、無い?」

「僕は大丈夫。だけど……」

言葉が詰まった時、白井さんは答えました。

「きっと、大丈夫」

「え?」

丁度、チャイムが鳴りました。次は選択教科別なので、僕は別の教室へ行かなければ行けません。

「まぁ、とにかくありがとう」

「……うん」

僕は券を大事にポケットへ入れて、走って教室を出ました。

やっぱり、白井さんはあくりょうちゃんと似た感じの雰囲気を感じました。もしかしたら、そう思っているのは僕だけかもしれませんが……

ただ、この二枚の券を渡す人はもう決まっています。予定が合えばいいんだけどな。
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