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突出幼心あくりょうちゃん 第11話


その日の帰り。僕は春香と義樹に白井さんから貰った券を渡しました。2人ともその日は丁度予定が入っていなかったらしく、すんなりOKが出ました。そして、待ち合わせの日時を等も教えて、次の日には春香や義樹も白井さんと会話をするようになりました。

そんなこんなで、夏休みに入りました。夏休みが2日程経ったこの日。僕らは、待ち合わせにあった場所。僕らの家から一番近い駅が待ち合わせ場所でした。僕・春香・あくりょうちゃんが到着した時には白井さんが既にいて、本を読んでいました。

「おはよう、白井さん」

僕が話しかけると、白井さんは本を鞄にしまいました。そして、僕らの方を見て。

「……うん」

静かに言いました。後は義樹を待つだけです。乗るべき電車の時刻は9時丁度。今は8時50分でまだ余裕があります。

5分もしないうちに義樹がやってきました。

「おはよう」

3人の声が同時にしました。

「……じゃあ、行こう」

白井さんを先頭にして大きめなリュックを背負う学生4人とあくりょうちゃんは改札を通り電車に乗りました。

あくりょうちゃんは子どものように無邪気に電車の窓の外を眺めています。電車に乗っている子どもや学生はあくりょうちゃんの姿が見えるようですが、大人たちには見えないようです。

10駅ほど乗ったら、電車を乗り換えてまた10駅。更に、電車を乗り換えると、窓の外は都会から離れて森の木々ばっかりの景色と変化しました。電車に乗っているのは僕らだけで、僕とあくりょうちゃんは窓の景色を見て、春香は携帯電話を使っていて、義樹は熟睡、白井さんは本を読んでいます。

「次……降りる駅」

白井さんが本を閉じてからそっと言って、荷物をまとめ始めました。それにあわせて僕らも荷物をまとめ始めます。ついでに義樹の荷物もまとめてから、義樹を起こしました。

湯の町駅。僕らはこの駅で電車を降りました。無人の駅で切符はどうすればいいのか……

「ここにおいて」

白井さんが駅員室の窓口らしきところにおいてある白い箱に切符を入れました。僕らも続いてその中に切符を入れました。

「白井さんって、よく来るの?」

僕は聞いてみます。

「……うん」


駅から出ると、整備されていない一本道になっていました。左右は森が広がっていて、所々白い湯気が立ち込めています。

少し歩くと、白井さんは立ち止まって指をさしました。

「ここ」

そこには大きな和風の建物が建っていました。こんなところあったっけ?

「とりあえず、入ろうぜ」

「そうだね」

僕らが建物の中に入ると、和服を着た数人の女の人が正座をして待っていました。
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