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突出幼心あくりょうちゃん
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突出幼心あくりょうちゃん 第9話


7月になり、蝉も五月蝿いほど泣いています。後数日もすれば夏休みに入ります。

僕らはいつも通りの道を辿り、いつも通りの家に寄って、いつも通りの教室に入ります。僕らはここにいます。

「よう、優。今日も元気そうで何よりだ」

あの一件から僕・春香・義樹は学校の休み時間や帰宅する時も一緒になるようになりました。ただ、義樹は部活に入っているので帰宅は春香と2人になることが多いのですが。

「おはよう」

僕は手を軽く振って返します。そして、手を振ったのと逆の肩をとんとんと叩かれました。振り向くと白い長い髪で白い肌をして浮遊している少女、あくりょうちゃんがムッとした顔をしています。そうだ、彼女もいました。

「ごめん、忘れていた訳じゃなんだ……って、その大鎌を出さないで。ねぇ、学校で鎌は出さないって約束したよね。ご、ごめん、僕が悪かった。あ、あっ、あぁぁぁぁ……!」

僕はあくりょうちゃんの大鎌によって、上半身と下半身に分けられました。

「にはっ♪」

あくりょうちゃんはすっきりした顔をしています。

「大丈夫?」

心配して、春香がやってきました。僕は生きてます。大丈夫です。

「あくりょうちゃん、そんなことしちゃダメだよ」

そして、あくりょうちゃんに注意をします。あくりょうちゃんは少し反省した顔をしました。最近は『感情』を出せるようになったようです。

「わかったら、優を直して」

あくりょうちゃんはうなずいて、巨大な黄色いボトルに赤いキャップをした接着剤らしきものを取り出しました。義樹は僕の下半身を立たせて、あくりょうちゃんは黄色いボトルの赤いキャップを
外しました。そして、中身を僕の下半身の断面に塗っていきます。

「ぬりぬり〜♪」

とても楽しそうに、僕に接着剤らしきものを塗っています。塗り終わったら春香が僕の上半身を持って下半身にくっつけました。見事に接合が成功し、僕は見事復活しました。

――それが僕らの日常。


その日常とは別にはなりますが、ちょっと気になっているクラスメイトが一人います。最後列で窓際の席の『白井 香南(しらい かなん)』さん。無口で眼鏡を掛けていていつも本を読んでいます。いつも一人でいてなんだか雰囲気があくりょうちゃんにちょっと似ているから、一度でいいから会話をして見たいなって。あ、一つ言っておきますが気になっているっていうのは『好き』とかじゃないですよ。

そうだ、昼休みにでも話しかけてみようかな?
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