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ある死神は
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ボクはネコ 第1話


3匹のネコが一軒家の屋根にいた。

「僕はネコ」

「ぼくはネコ」

「ボクはネコ」

1匹は大人しそうな感じ。1匹はとぼけてそうな感じ。1匹はやんちゃな感じ。3匹はお互いの確認をして、楽しそうにしていた。

「君は誰?」

3匹は同時に聞いた。そして、順番に答える。

「僕もネコ」

「ぼくもネコ」

「ボクもネコ」

笑い声が響いていた。すると1羽の黒い鳥が飛んできた。3匹の事を見ていた。それに気がついて、3匹は聞きます。

「君は誰?」

黒い鳥は答えます。

「俺はカラスだ。この翼でこの空を自由に飛びまわるんだ」

カラスは翼を自慢するように大きく広げた。

「ぼくらも飛べるかな?」

「それは無理だな。お前達には翼がないからな。俺、そろそろ出発するな。縁があったらまた会おう」

カラスは飛んでいった。

「翼かぁ。いいな、翼」


3匹はお腹がすいたので、屋根から下りて食料を探す事にした。

暫く歩くと、よく見かける動物を見かけた。そして。

「君は誰?」

すると、その動物は答えました。

「私は犬。人間っていう生き物に飼われているの」

犬はあまり面白く無さそうに尻尾を振った。

「ニンゲン? ぼくらも飼われるかな?」

「それはやめた方がいいよ。君たちみたいに自由じゃなくなるからね。けど、優しくっていい生き物だよ。あ、そろそろ行かなきゃ。ごめんね」

犬は去っていった。

「ニンゲン? ニンゲンって何?」


3匹が歩いていると、大きな生き物が3匹を見つめていました。

「君は誰?」

3匹が聞くと、その生き物は大人しネコの首を掴むと持ち上げました。

「俺は人間という、ひどい生き物だ。こんな感じにな」

人間は大人しネコを地面にたたきつけた。すごい痛そうに横たわった。2匹も逃げようとしたが、既に遅かった。

おとぼけネコは蹴られ、やんちゃネコは持ち上げられ何度も殴られた。

「今日は、このくらいにしてやる」

そして、人間は去っていった。


「これがニンゲン? これが……」

傷ついた3匹は疑問を持っていると、また、大きな生き物がやってきた。

「え? こんなに傷ついて……」

その生き物は1匹1匹優しく抱き上げ、手当てをした。そして、手当てが終わると、1匹ずつ頭を撫でた。

3匹は聞いた。すると、大きな生き物が答えた。

「僕は人間さ」

「人間って、酷い事をする生き物じゃないの?」

その人間は、寂しそうな目をして。

「確かに、人間は酷い生き物さ。けれど、僕はひどい事をする人間が嫌いだ。僕も人間なのに変だよね」

その人間は、立ち上がって言った。

「君たちは家があるかい?」

「ないよ」

「もし良かったら、僕の家に来ないかい? 誰もいないし、自由に出入りできるようにするし、ご飯だっていつでもあげるよ」

その人間は手を差し伸べた。

「うん」

3匹は嬉しそうにうなずいた。

「じゃあ、行こうか」

人間と3匹は夕陽に向かって歩いていった。


「君は誰? ぼくたちはネコ。いい人間に飼われているネコ。」
AMaRo Project. 2014