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小説(継続中)
神サマの忘れ物
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あの青空に祈りを捧げ
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即興小説トレーニング置き場
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小説(完結)
突出幼心あくりょうちゃん
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オレと兄貴と私がいるから
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祭囃子~記憶の隅に~
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祭囃子~聖なる夜に~
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ボクはネコ
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フタツヤネノシタ
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魔女の契約
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暗黒の契約
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いのししレース ピキョ村のキピ
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おにぎり落ちたそのまま食べた
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天使見習い頑張らない
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せくすちぇんじッ!
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俺が我が家にやってきまして……。
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小説(二次創作)
メルト
1

ある死神は
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神サマの忘れ物 第21話


・神サマの探し物 第10話

紳士っぽい男と俺達がすれ違った瞬間に男の腕が俺の方向に伸びてくる事を確認した。反射的に身構えたが、男は拳を叩き込んできて俺は靴と地面の激しい摩擦音と共に後ろへと後退した。

「……貴様、只者でないな?」

唖然とする美鈴と澪を尻目に口を開き俺を睨みつける男。

「そうだといったら?」

挑発的な口調になる俺。額から汗が少し出てきた。

「貴様を消し去らせてもらう!」

緊迫する状況の中、澪が俺と男の間に割り込み男に向かって指をさした。

「さっきから何言ってるかわからないけど、おじさん誰?」

澪の馬鹿。何を言っているんだ。この後何されるか分からないんだぞ。

「っと、俺としたことが失礼した」

突然、男が帽子を手に取り一礼した。まるで本当の紳士みたいだった。

「俺の名前は『藍 上尾(あい うえお)』。この世に潜む、霊や悪魔を退治するいわば『ゴーストハンター』という仕事をしている」

黙々と男が話す中、『藍 上尾』というあ行を一列並べただけの名前に笑いかけている澪の口を俺はふさいでいた。

「そして、この辺りに『人間が生き返った』という情報を入手したのでここに来た。それがお前らという訳だ」

男……上尾は俺らに小型の銃を向けてきた。三人揃って開いた口が塞がらない状態になっている。あの一瞬で俺らの正体を見破りやがった。

「すぐ終わらせてやるからな」

そういった瞬間、上尾を中心に何やら結界が広がった。半径3キロといったところか、俺らの周りは風も音も無く全体的に赤と黒で構成された色合いに変わっていた。

「貴様、何をした!」

俺は不安そうに辺りを見回す美鈴と澪を庇うように腕を広げた。上尾はコートのポケットからサッと何かを取り出した。小型の銃だ!

「この空間は俺が生み出した、別空間だ。時間が止まり、特別な力を持たないものはこの空間に存在する事ができない。即ち、この空間にいる貴様らは何かしらの力を持っている」

そういいながら、上尾は手に持っている銃を自らの頭部に突きつけた。

「なっ!?」

俺は思わす声を上げ、美鈴は口に手を当て驚き、澪を目を見開いている。

「この銃の使い道はな――」

そして、銃声が響き渡った。
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AMaRo Project. 2014