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神サマの忘れ物
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あの青空に祈りを捧げ
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即興小説トレーニング置き場
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小説(完結)
突出幼心あくりょうちゃん
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オレと兄貴と私がいるから
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せくすちぇんじッ!
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俺が我が家にやってきまして……。
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小説(二次創作)
メルト
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ある死神は
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オレと兄貴と私がいるから 第4話

美味しそうな匂いが漂ってくる事に気が付きオレは起き上がった。ベットに寝かされていた。きっと、あのまま寝てしまい、兄貴は姉ちゃんが連れてきてくれたのだろう。

さっさと着替えて、部屋を出ることにした。夏用の私服は薄手のTシャツと普通の半ズボンが数着ずつしか所持していない。制服なんて未だに見ただけでも虫唾が走る。幸運な事にクリーニングに出しているため、暫くは見なくて済む。

部屋を出て、台所に向かった。匂いはそこから出ている。間違いない。

オレの推理は正しかった。ただ、台所で調理をしていたのは兄貴ではなく姉ちゃんだった。

「ね、姉ちゃん!?」

つい、オレは声を張り上げる。姉ちゃんは俺の事を見ながらフライパンを器用に扱う。炒められている野菜が宙を舞う。

「あ、おはよう」

「何で、姉ちゃんが料理してんだ? ゆっくりしてればいいのに……」

「折角、泊めてくれるって言うのに何もしないのは私のプライドが許さないからね」

姉ちゃんは真面目な顔をしつつ太陽のような笑顔をする。もう立派な家族の一員にも思える。ずっと一緒に過ごしてきたような……

「じゃあ、優斗君を起こしてきてもらえるかな?」


「ごちそう様でした~」

姉ちゃんの作った料理は別格だった。その後兄貴は姉ちゃんに謝罪をし続けていた。『お客さんに仕事をさせるなんて』ってな。それがさ、彼女を怒らせて土下座をする彼氏みたいで本当に面白い。

今日、兄貴のバイトは休みである。オレは兄貴と姉ちゃんに無理を言って近くの公園で野球をする事にした。家の近くには野球が出来るほど広い。小さい頃はよく兄貴や友達と野球をやったものだ。

そうだと決まれば話は早い、洗濯物を干し、掃除機をかけて、やるべき事をあっという間に処理をした。姉ちゃんにはゆっくりしているように言ったのだが、結局押されてしまい手伝ってもらってしまった。

オレは押入れから、グローブを数個とバットを1本持った。

「じゃ、オレ先行ってダチつれてくるから」

「ちょっと、海晴!?」

オレはさっさと家を出ていった。
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