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神サマの忘れ物
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あの青空に祈りを捧げ
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即興小説トレーニング置き場
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小説(完結)
突出幼心あくりょうちゃん
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オレと兄貴と私がいるから
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ボクはネコ
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いのししレース ピキョ村のキピ
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おにぎり落ちたそのまま食べた
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せくすちぇんじッ!
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俺が我が家にやってきまして……。
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小説(二次創作)
メルト
1

ある死神は
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おにぎり落ちたそのまま食べた 第3話


ノゾミもユタカも自然とネズミの町の溶け込んでいた。一緒に踊ったり、遊んだり、会話をしたり、ネズミ相手では新鮮な話がたくさん聞くことが出来た。

2人は再び散策を始めた。

すると、洞窟広場の端っこに目を閉じて座っている人間でいう30から40代と思われるネズミがいた。目には一筋の傷があり、少し周りのネズミたちとは品位気が違っていた。それに、あまりと溶け込んでいない様子だった。

ノゾミはそんなネズミに話しかけてみた。

「こんにちは」

「……」

しかし、目を閉じたまま無視をした。もしくは、寝ているだけかもしれない。ここで引き下がれないノゾミは、揺らしてみた。

「こ~ん~に~ち~は~」

「……早く立ち去れ」

そのネズミは目を開き渋い声で一言いった。ノゾミもユタカも何故かわからなかった。

「どうしてですか?」

「……この洞窟は、ネズミを増やすためにある。しかも迷い込んできた人間をネズミに変え記憶を消してしまうから厄介なものだ。ほら、お前達にも変化が見えてきた」

ノゾミとユタカは互いの顔を眺めてみた。

「え!?」

「あっ!?」

2人は思わず声を上げてしまった。なんと、耳が人間のものでなくネズミのものになってしまっていた。ユタカは自分の耳に触れてみる。

「自分の耳だ……」

驚愕した。そして、恐怖した。このままではネズミになってしまう。

「何で――」

ノゾミが何故目そこまで親切にしてくれるのか傷があるネズミに聞こうとしたが、もう既に姿がなかった。

「ねぇ、とりあえず逃げよう! このままじゃ――」

ユタカはノゾミの腕を掴むと、洞窟広場から通路へ出る穴へ走った。

しかし、長老ネズミにあっさりと見つかってしまった。

「追え! 追うんだ! 逃がすんじゃない!」

その声にたくさんのネズミたちが一気に追いかけてきた。百、二百、そういったレベルではない。振動という振動が集まって地震のようになっている。

「やばっ……急ごう」

一先ずは通路に逃げ込む事ができた。結果、たくさんのネズミたちの足止めをする事ができた。ただ、通路が繋がっていたら……そう思うと、背筋が凍るようだった。

走る走る。たくさんのネズミを足止めできても、通路は通路だ列となって追いかけてくる。

このままでは……けれども、ここで立ち止まる訳にはいかない。
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AMaRo Project. 2014