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神サマの忘れ物
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あの青空に祈りを捧げ
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即興小説トレーニング置き場
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小説(完結)
突出幼心あくりょうちゃん
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せくすちぇんじッ!
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俺が我が家にやってきまして……。
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小説(二次創作)
メルト
1

ある死神は
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俺が我が家にやってきまして……。 第18話


「プールです!」
「プールだな」
「ああ、プールだ」
「プールね」

 ゆうきの一声に、優希、友永、沙苗はそれぞれの反応を示す。
 一日経過したお昼前。
 四人は近くのプールの前に集合していた。

「やっぱり、焼却場の横なんだねー」
「熱を利用してるって聞くからな」

 ゆうきの声に、友永が返す。

「にしても、今日はずいぶんと控えめな恰好をしているよな」

 続ける友永。
 ゆうきの恰好は、ティーシャツに半ズボンという、昨日のお嬢様スタイルとは打って変わって大人しい恰好である。

「へへへ、下に水着着てるから控えめなのだ!」
「……小学生かよ」

 そんなやりとりの横、優希と沙苗もまた、

「古池、さんとしてはそういう恰好が好きなの?」

 ぎこちなく敬称をつける優希。沙苗の服装は、野球するときも被れそうな帽子にキャミソール、デニム生地のショートパンツである。

「違和感あるなら呼び捨てでいいよ。わたしは動きやすい服が好きだから……もしかして、変?」
「いや、委員長だけにもっと女の子っぽい服を着てるのかと思ったからさ」
「そう、小学校の時に男子と混じってソフトボールのクラブに入ってたから、この格好が癖でさ」
「俺は似合ってる、と思う」
「ありがと、小名護くん」
「お、おう……」

 優希は沙苗と面と向かって会話ができるレベルにはなったようだが、まだどことなくギクシャクしてしまっている。

「おい、小名護。今から顔赤くしてどうすんだ」
「……これから、女子の水着鑑賞があるのに」
「おい!」

 友永の言いたいことを小声で補足するゆうき。

「ふ、ふふ……」

 そんな様子に沙苗は笑いがこらえられず。

「夏休みにあなた達と出会って本当に良かった」
「……その心は?」

 友永がバツ悪そうに尋ねる。

「本当に楽しそう、だから」
「そ、そっか」

 だが、それ以上は返せないようである。

「まあ、こんなとこで話しててもしょうがないしプール行こうぜ」
「そうだよ、プール、プール!」

 優希コンビは、こんな様子で、

「ゆうきが始めた話題だろ。なんで、オレが回収してんだよ!」

 先に向かうコンビを、友永と沙苗が追いかける形で建物の中に入っていく。
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AMaRo Project. 2014