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あの青空に祈りを捧げ
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突出幼心あくりょうちゃん
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俺が我が家にやってきまして……。
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小説(二次創作)
メルト
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ある死神は
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俺が我が家にやってきまして……。 第33話


「ん、んん?」

 ゆうきは眩しさのあまり目を閉じていたが、ゆっくりとまぶたを開ける。

「ここは、私の部屋……」

 ベッドも、本棚も、机も全て同じ配置だ。
 しかし、カーテンは締め切られ、桃色の布地だ。
 優希の部屋であれば青色で、男の部屋という感じだった。

「戻って、来たんだ」

 カーテンが閉まっているので、日付としては優希とゆうきが出会った瞬間のままだろう。

「……戻って、来たんだ」

 帰還の魔法陣は成功した。
 それならば、次にゆうきがやるべきことは、もう一度あの世界へ向かう方法を探さねばなるまい。
 この世界の友永に告白をしなければなるまい。
 ゆうきにやることが、目標ができた。

「絶対に、もう一度――」

 きっと、言葉の通り、世界が広がるんだ。
 小名護優希は自分のためならばなんだってする存在なのだ。

「――って、あれ? ここ、俺の部屋じゃない」
「え!?」

 聞き覚えのある声が後ろから聞こえて、反射的に振り返る。

「な、なんで、あなたが……」
「え、ってことは、まさか……」

 そこには――

 ――小名護優希という少女にそっくりな少年がいた。

「いらっしゃい、私の世界に」
「来ちゃったな……戻る方法はいくらでもあるんだろうけど」

 でも、その優希には不安な感情はなさそうだった。
 この世界でも友永や沙苗がいるのだ。
 それに、"あっちの世界"に似ているのであれば、帰還する魔法陣の本も存在するのだ。
 なら、『私たちがやるべきことは唯一つ』だ。

 ――ピンポーン。

 チャイムの音とともに、玄関の方から沙苗の声が聞こえた。

「私なら、わかるよね」
「ああ、俺達は」

「「面白ければ、なんでもいいや!」」

 優希は部屋から出て、玄関へと向かう。

「やあ、沙苗、成功したんだよ」

 そして、ゆうきの姿も見た沙苗はなんというのだろうか。
 それは、また別の世界の別の話だ。



 例え、似た世界であっても。
 同じ筋道を通ったように見えても。
 その道は交わることがなく。
 交わることがあれば。
 その道は分かれていく。
 分かれた道はまた分れ。

 ――君たちはその一つを選んで歩んでいるのだ。

 〜おしまい〜
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AMaRo Project. 2014