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突出幼心あくりょうちゃん
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小説(二次創作)
メルト
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ある死神は
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オレと兄貴と私がいるから 第9話


何故、姉ちゃんは何でも分かるのだろうか?

予言者の用に未来を推測して、それがものの見事に当たる。もはや、勘や偶然ではない。姉ちゃんは分かっていたのだと。しかし、あまりにも馬鹿馬鹿しい考えなのですぐに撤回はした。

オレが映画館へ行く前からだったが、三馬鹿がよくオレの家に来るのだった。勉強会という名目ではあるが奴らの目的は……

「すいませ〜ん。ちょっとここが……」

と、眼鏡の学。

「俺も俺もここが……」

と、ボウズの健太

「僕は後でいいので、ここが……」

と、ちっこい翔

「はーい、ちょっと待ってね」

――要するに、姉ちゃんに会いに来る訳だ。映画館に行った翌日も来ているのだ。正直邪魔である。何故なら、分からないが勉強会は四畳ほどしかない、オレの部屋で行われるのだ。尚更、邪魔に感じてしょうがない……


「何で、オレの部屋でお前らが勉強してんだよ」

思わずツッコミをいれる。

「いいじゃないか、俺達親友だろ?」

健太がオレの肩に手を置いた……しかし、そう言われると、非常に不愉快である。それでも、勉強会が進んで行く。途中、学と翔が塾のため退場。それと同時に、健太を家から追い出してやる。これで、静かになった。


そろそろ夏休みも終りに近づいていくのである。早いもので後、一週間をきった。蝉の鳴き声はどこか遠くで聞こえる。

すると、三馬鹿は来なくなった。きっと、学校の宿題を処理しているのだろう。オレは、もう全部終わっているので姉ちゃんに受験対策をしてもらっている。気のせいかもしれないが、日に日に姉ちゃんの元気がなくなっているような感じがする。

今日は国語の勉強だ。オレはゴングを弾いて音を出す……実は映画館に行った時についでに買ってきたのだ。

姉ちゃん指導の下、黙々と問題をこなす。教え方がうまいため、随分と正答率が上がってきた。ノートには丸がいっぱいだ。

「もう、ほとんど出来てるね。この調子で行けば『G高校』も夢じゃないね」

姉ちゃんは微笑むが少し寂しそうな感じがする。オレはどうしても気になったので姉ちゃんに聞いてみる。

「姉ちゃん。何かオレに隠してる事は無いのか?」

「え……」

明らかに動揺している。嘘が隠せない正直な人であることはもう分かっていた。

「教えてくれよ! オレ、心配なんだよ!」

しかし、姉ちゃんは黙って首を左右に振った。そして、寂しそうにこう言う。

「別に、何も隠してないから。心配しないで。ね?」

「……わかったよ」

オレはすね口調で勉強を再開する。


まだこの時はわかっていなかったのだが、タイムリミットは刻々と近づいているのだった…・・・
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AMaRo Project. 2014